2018/2/25 100分 de 名著 ジェイン・オースティン『高慢と偏見』

2月25日(日)に 100分 de 名著 ジェイン・オースティン『高慢と偏見』を開催いたしました♪

今回は午前に小説を中心に語り合う第一部、午後は「100分 de 名著」を軸に『高慢と偏見』を語り合う第二部を開催し、二部構成で約6時間、ジェイン・オースティンの読書会を開催できました事、大変楽しく、第一部、第二部ともご参加いただいた方々は長時間にわたりお疲れ様でした。また片方のみご参加の方も、それぞれの会の進行にお付き合いいただき、中身の濃い時間を有難うございました。m(。-_-。)m 大変遅くなりましたが、各部毎に読書会レポートをUPいたします。

参加者の方が持参された翻訳本は、下記4名の翻訳者の作品です。(順不同) 章立ては、A,C,D は1章から61章まで、Bのみ第1巻第1章⁻第23章、第2巻第1章⁻第19章、第3巻第1章-第19章

『高慢と偏見』 A.中野 康司 (翻訳)ちくま文庫 B.大島 一彦 (翻訳)中公文庫

『自負と偏見』 C.中野 好夫 (翻訳)新潮文庫 D.小山 太一 (翻訳)新潮文庫

【第一部】小説『高慢と偏見』

今回のお題は『高慢と偏見』で一番印象的なor好きな人物、でした。 男性陣に人気だったのはエリザベス、女性陣から共感を持たれていたのはジェイン、ガーディナー夫人、そしてダーシー、ベネット氏といった登場人物の名があがりました。

『高慢と偏見』について思う存分自由に語り合う2時間でしたが、特に「ジェインのビングリーへの控えめ態度は、相手に自分の気持ちを伝えるには不十分だ」というシャーロットの指摘に端を発し、参加者の皆さまからご自身の恋愛話や婚活、日常生活における異性のチェックポイント(笑)等、リアルな経験もお聞かせいただき、『高慢と偏見』を肴にして大変楽しい一時をいただきましたこと、有難うございます。 古典文学から恋愛ノウハウを学べるなんて、『高慢と偏見』はお買い得♪オースティンも作家冥利に尽きるのでは?と思った次第です。

【第二部】 100分 de 名著 ジェイン・オースティン『高慢と偏見』を軸に

一昨年『高慢と偏見』の読書会開催時、第一章のベネット夫妻の会話のやり取りを各翻訳本からペアを組んで音読いただき、翻訳の妙とベネット夫妻の夫婦の会話温度をリアル体験していただいたので、今回も4名の訳者さんの訳本を使い音読体験をする事からスタート、参加者の皆様、ご協力ありがとうございました!臨場感たっぷりで、楽しかったですね。 5人目の翻訳は、あの夏目漱石が訳した第一章のベネット夫妻の会話(『文学論』)で、今回も前回同様「現在でも違和感がない」と参加者の方達からのご意見がありました。

「恋愛は対決だ」と100分 de 名著の表紙にある様に、オースティンの『高慢と偏見』では、各章で見応えのある「対決」場面があります。

参加者の皆様からそれぞれ○○ vs ××の対決を挙げていただきましたので、ご紹介いたします。

・エリザベス vs ダーシー ⇒プロポーズ、しかも2回!! ・コリンズ vs エリザベス ⇒しつこいプロポーズ ・エリザベス vs キャサリン・ド・バーグ夫人 ⇒地位 ・ダーシー vs ウィッカム ⇒恋敵、子供時代からお互いの立場や環境に嫉妬する仲 ・エリザベス vs Ms.ビングリー ⇒恋敵 ・キャサリン・ド・バーグ夫人 vs エリザベス ⇒ジェネレーション ・ベネット氏 vs ベネット夫人 ⇒長きにわたる夫婦の戦い ・コリンズ vs シャーロット ⇒結婚後の夫婦平和を上手に保つ戦略 ・ビングリー姉妹 vs ダーシー ⇒関心の矛先と情報源、やりとりを通じて ・ベネット夫人 vs ルーカス家 ⇒娘達の嫁ぎ先を巡って優越感

昨年7月にNHKの 100分 de 名著にジェイン・オースティンの代表作『高慢と偏見』が取り上げられ、当会のメイン読書会である「ジェイン・オースティンの読書会」からNHKの100分 de 名著入りを祝って、特別企画として開催した第二部ですが、小説を中心に進行させる通常の会とは異なる展開がいくつかありました。 まず、登場人物を実在の人物の様に分析すること。鋭く、中にはちょっと意地悪な人物解釈もあり、辛口な意見に「こんな見方もできるのか」と新鮮さを味わうと共に深読みに関心し、ジェイン・オースティンはここまでプロットと伏線を絶妙に仕込んで創作していたのか!と偉大な作家である事を再認識した次第です。そしてテキストらしく物語の舞台になった英国地図、人物相関図、当時の英国フランス他、オースティンの創作活動に影響を与えたと思われる作家や作品の紹介等、文学史も盛り込んだお話が出来るは面白かったです。

オースティンの作品はどれも若い男女が「結婚」をするまでの過程を英国の田舎の準貴族階級の数家族を通して悲喜こもごもを織り交ぜ、時には皮肉とユーモアで読者を笑わせてくれる、「おっ、こんな事現在もあるある」といった人間の普遍性を生き生きとした登場人物達を通じて読者に悟らせてくれる頼もしい人生見本小説。

なかでも『高慢と偏見』は、独身の男女が読んでみると、男性は女性の恥じらいや行動を、女性は男性の思考や責任感を学ぶことができ、既婚者や中年男女が読めば、夫婦の距離感の保ち方、子育てに失敗しない様に気を付けるべき事柄等、人生のあらゆる年代の人達がそれぞれの立場で”あるべき姿”を見出すことができる作品ではないかと思いました。

さて、自身はどのタイトルをサンプルに未来を切り開いてまいりましょうか(笑)

次回は、2018年6月17日(日)に第11回ジェイン・オースティ ンの読書会 『ノーサンガー・アビー 』シーズン2 を開催いたします。 オースティン作品の中でも一番若書きが残っている作品、何か心の宝物を発掘できるやも?

皆さんのご参加をお待ちしております。☆ヽ(▽⌒*)Thank you♪

以上、宜しくお願い致します。

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