2019/4/21（日）第３回世界文学読書会「アジアとオセアニアの文学」

4/21（日）に第３回世界文学読書会「アジアとオセアニアの文学」を開催致しました♪

大型連休前半の今週末、海外旅行に出かけられた方々も多いと存じます。今回は「アジアとオセアニアの文学」という事で、地球の半面の赤道上下各１／２ずつと横広がりの地域の文学作品を広くご紹介いただきました。”読書会でも文学で世界旅行が出来ますよ♪”を体験できた一時、ご参加いただいた皆様、広大な地域の文学についてのお話をありがとうございました。

下記は紹介された作品（本・映像）のリストとなります。（順不同、口頭紹介も含みます）

『ピアノ・レッスン』ジェーンカンピオン (著), 斎藤敦子 (翻訳) 『三美スーパースターズ最後のファンクラブ (韓国文学のオクリモノ) 』パクミンギュ(著) 、斎藤真理子(翻訳) 『呪術の王国―憑鬼25話』ソーマデーヴァ(著)、泉芳エイ(翻訳) 『ガラスの宮殿』アミタヴゴーシュ (著), 小沢自然 (翻訳), 小野正嗣 (翻訳) 『闇の河 THE SECRET RIVER』ケイト・グレンヴィル (著), 一谷智子 (翻訳) 『シベリア民話集 (岩波文庫)』斎藤君子『ピンポン』パク・ミンギュ (著), 斎藤真理子 (翻訳) 『幼い未亡人』M.K.インディラ(著),　鳥居千代香(翻訳) 『ソニルの旅立ち』インディラガニサン (著), 田栗美奈子 (翻訳) 『キャサリン・マンスフィールド傑作短篇集』キャサリン・マンスフィールド (著), 芹澤恵 (翻訳) 『The Luminaries 』Eleanor Catton (著) 『クジラの島の少女』ウィティイヒマエラ (著), 沢田真一 (翻訳), サワダハンナ・ジョイ (翻訳)

■電子書籍『カーマ・スートラ　─まんがで読破─』ヴァーツヤーヤナ (著) 『ガーデンパーティ（園遊会）』キャサリン・マンスフィールド (著) 『ドールハウス』キャサリン・マンスフィールド (著), 上岡　正和 (翻訳)

■映像作品『ピアノ・レッスン』1993年　豪、ニュージーランド、仏合作『バーフバリ』2015年　インド製作『THE SECRET RIVER』2015年　豪製作　ドラマ

作品紹介時に下記が話題となりました。・プロ野球は弱小チームほどファンが熱く、哲学的になる⇒毎回負け試合が続くと慰めるための理由を必死に考える・現代の様にIT技術がない時代の男性は、未開地での原住民と仲良く出来る人が成功者となる。⇒異質の文明ではコミュニケーション能力が重要・インドの古典は人間の本質を見抜いている⇒古典はインドに限らず奥深い・インドの身分制度（カースト）階層単位での婚姻や職業の選択⇒運命と諦めつつも希望を捨てない心の有り様・国境が地続きの国々の場合の民族交流と支配・自然の摂理を尊重して生活する原住民と科学や近代合理化手法を貴ぶ西洋人との確執⇒文明VS文化、どちらにも真実がある・物語を盛り上げておいて結論を書かない作家⇒意地悪な執筆は読者の想像力を鍛えるためなのか？

オセアニアの代表国としてオーストラリア、ニュージーランドがありますが、両国とも英語が使用されているため、英語で発表された作品が多いのも当会においては親しみ易く、ジェイン・オースティンの作品の話に飛び、世界中の名作の話に展開され、6/23（日）開催の第４回世界文学読書会「英米文学の世界」の話題に繋がり、文学で世界一周をしてしまった気分を味わえて大変楽しかったです。^^/

以前、参加者の方の情報で、アジア諸国の現代文学翻訳作品は、下記のWEBサイトから入手可である、とお伝えしましたが、有用な情報とのことで、再度URLを下記に記載致します。 http://www.daido-life-fd.or.jp/business/publication/ebook

中国以外のアジアの翻訳作品は、大型書店以外見かけない感がありますが、WEBからダウンロードできるのは大変便利でお得ですね。ご興味のある方は、お読みになってみてはいかがでしょう。

次回は、6/23（日）第４回世界文学読書会「英米文学の世界」を横浜の地で開催いたします。

https://www.bookclubtofindhappiness.com/ アジサイや季節の花が見頃かもしれません、ご興味のある方のエントリーお待ちしております。

以上、宜しくお願い致します。