読書会レポート

2014年に開催した読書会のレポートです。

 

12月21日(日)13:30~開催 日本文学読書会「東北の会」

 

こんばんは。▼o・_・o▼♪日本文学読書会「東北の会」を開催致しました。

本日の読書会は、小石川後楽園 涵徳亭(かんとくてい)円月の間、お部屋から冬の風物詩「雪吊り」が見え、"渋い"趣のある雰囲気で開催いたしました。
師走のお忙しいところ、ご参加いただいた皆様、有難うございました。
下記は、参加者の方々の読本リストです。(順不同)

 

『忍ぶ川』 三浦 哲郎 (著)
『ヴィヨンの妻』太宰 治(著)
『あくたれ童子ポコ』北畠 八穂 (著)
『注文の多い料理店』宮沢 賢治 (著)
『銀河鉄道の夜』宮沢 賢治 (著)
『グッド・バイ』太宰 治 (著)
『東京八景 (苦難の或人に贈る)』太宰 治 (著)
『苦悩の年鑑』太宰 治 (著)
『遠野物語』柳田 国男 (著)
『奥州藤原氏 平泉の栄華百年』高橋崇 (著)
『三陸鉄道 情熱復活物語』品川 雅彦(著)

東北地方出身の日本文学作家という事で、太宰治、宮沢賢治の二大作家の作品の紹介が目立ちました。多摩地域で不人気と聞き及んでいた太宰治ですが、最近人気回復しているそう?で、2008年には三鷹市に「太宰治文学サロン」が開設、地域の方々のご協力で、ガイド(予約制)案内も依頼できるそうです。女性問題等で話題になり"浮ついた人物"の印象が強い作家ですが、"藝術を追求"する姿勢は一本筋が通っていた、というお話、これは是非三鷹市へ行って確認してみたいと思いました。写真の資料は参加者のTさんからいただきました、有難うございます。

東北地方は土地も広く、山形県の話題になると、藤沢周平作品や上杉鷹山公から上杉家、赤穂浪士、岩手県平泉の話題では、北前船や平安時代からの奥州の交易について話が広がり、青森県では『奇跡のリンゴ』から東北の農業について、三内丸山遺跡から縄文時代の東北地方の穀物栽培等、一日で東北の歴史三昧♪

今夏、青森市にある近代文学館の学芸員の方に、青森県出身の作家13名について、大変丁寧な解説をしていただき、感謝しております。
"凍てつく寒さに負けない津軽魂を込めた作品群"の数々、男性作家は破滅型が多く、女流作家は前向きで肯定的という特性を持っている北国の作家達の作品、これから時間をかけて取り入れていきたいと思いました。

もし青森市を訪問される事があれば、こちら↓の文学館の展示、是非ご覧くださいませ、お薦めですよ^^/
http://www.plib.pref.aomori.lg.jp/top/museum/index.html

2014年最後の読書会、無事終了いたしました。お付き合いくださいました方々、フォローしてくださった皆様、有難うございました。
また来年、本についてお話出来るのを楽しみにしております。

宜しくお願い致します。m(._.)m

11月16日(日)14:00~開催 第4回ジェイン・オースティンの読書会 『説得』

 

第4回ジェイン・オースティンの読書会 『説得』を開催いたしました。

読書会会場は、渋谷にある英国風一軒家ダイニング ウサギの英国調アンティークのお部屋で開催。雰囲気の良い個室で、美味しいランチとデザートをお供にした読書会は、気分も盛り上がり、楽しくお話する事ができました♪
参加された皆様、有難うございました。^^/

本日の課題本は『説得』、下記の3人の訳者さんの作品で、頁合わせをしながら進めました。

A.『説きふせられて』 (岩波文庫) ジェイン オースティン、 富田 彬 訳
B.『説得』 (ちくま文庫) ジェイン・オースティン、 中野 康司 訳
C.『説得』(中公文庫) ジェイン オースティン、大島 一彦 訳

頁の振り方が異なるため、章対応は下記を参照願います。

A 富田 彬 訳    B 中野 康司 訳   C 大島一彦 訳
  第1章ー第12章  第1章ー第12章   第1巻第1章ー第12章
  第13章ー第24章 第13章ー第24章   第2巻第1章ー第12章


参加者の方々から、それぞれ気になる場面や登場人物等についてお話いただきました。
中でも数名から出た「ミセス・スミスは、初めMr.エリオットの事を感じの良い人間だと言ってアンとの結婚を祝福する様な事を言っていたが、アンにはMr.エリオットへの気持ちがない事を知ると、最後にはMr.エリオットの極悪人ぶりを暴露した。これは本当の友人ならば初めからMr.エリオットの過去の悪い行いや正体を先に伝えるべきではないのか」という意見に多数の方が同意。

「本当の友達ならば、友人の将来を思い、当人にとって辛く悲しい話しでも、真実を伝えるべきである。」私個人も、この通りだと思いますし、アンが自分の友人ならば率直にMr.エリオットの過去の悪行も伝えて注意を促すかもしれません。但し、作者がこの章で問題提起したことを、次の様な事だったと考えると、よく物事の事態を静観してから真実を話すか否か判断する事が大切なのですね。
"家族が一応纏まっているなら、それが表面的な平和に過ぎなくて、その底に恒久的なものが何一つなくても、わざわざ平和を乱すこともない。"または"結婚する伴侶によって、夫は更に立派な人物に、尊敬される人物に変わる可能性がある。"

『説得』を読了すると、結婚観が変わる方もいらっしゃるかもしれません!w(*゚o゚*)w

面白かったのは、「登場人物間で"立ち聞き"が多いね~」との意見。
英国文学の中でも指折りの美しい手紙による愛の告白場面がある本書には、女性ならば誰もが憧れるシーンがあります。その男女の気持ちを浮動させるのは、なんと"立ち聞き"行為からなる情報、当時の人々のコミュニケーションのとり方、現代人とは少し、違いますね。(笑)

今回はジェイン・オースティンの最後の長編小説となった『説得』を課題本にして読書会を開催いたしました。まだまだ物語、作者について話足りない部分も出てきた感が。
2015年3月に「ジェイン・オースティンの読書会 『説得』プラスα」を企画致します。ご興味のある方は、是非ご参加くださいませ。^^/

本日ご参加いただいた皆さん、本当に有り難うございました。☆^^☆

10月19日(日)14:00~開催 紹介型読書会「秋の読書会」

 

紹介型読書会「秋の読書会」を開催致しました。
秋ど真ん中な気温、清々しい日比谷公園の一角にある図書文化館、ご参加いただいた皆様、本のご紹介有難うございました。^^/

下記は参加者の方々の読書リストです。(順不同)

『大人のための読書の全技術』 齋藤 孝 (著)
『「何から読めばいいか」がわかる 全方位的読書案内』 齋藤 孝 (著)
『余計な一言』 齋藤 孝(著)
『ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争』 高木 徹 (著)
『一冊でまるごとわかるギリシア神話』 吉田 敦彦 (著)
『ギリシア神話〈上下〉』 呉 茂一 (著)
『ギリシア神話 -神々と英雄に出会う』 西村 賀子 (著)
『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』 米原 万里 (著)
『イヴォンヌの香り』 パトリック モディアノ (著)
『丘 上下』 スーザン・ヒル (著)
『さよならのアルゴリズム』 ローリー・フランケル (著)
『さよなら、そして永遠に』 ロザムンド・ラプトン (著)
『マルクスが日本に生まれていたら』 出光佐三 (著)
『にいさん』 いせ ひでこ (著)

 

 


 さて、本日のお題は「秋の楽しみ」でした。秋のファッション→ユニクロのブランディング戦略に嵌ってしまった、秋の花(金木犀)の香りが好き、試験勉強 (楽しく勉強する?)、焼き芋大好き等、五感を刺激する其々の「秋の楽しみ」、あと1ケ月弱、内容によっては冬までは楽しめそうですね。^^

 久しぶりにジャンル不問の読書会を開催、参加者の方に「とっておきの、秋にお薦めの本」をご紹介いただきました。「"ジャンル不問"&"とって おきの"」の2つの単語を入れると不思議と、参加者の方が本質的に好きな分野の本をご紹介されるので、本の紹介を通じて紹介されている方の個性や思考も伝 わってきて、大変興味深く、楽しかったです。有難うございました。

 読書の秋にちなみ、主催者は斎藤孝先生の読書指南書2冊をご紹介、その中で、
 1.読書で知識だけではなく、新しい概念を自身に仕入れ、自分のものして活用すること
 2.↑によって、自分をブランディングすること
以上を今後の読書を通じ、取り入れてみたいと思いました。

 まずは著作の中で紹介された佐藤可士和さんとの対談で共感された「シズル感が大事だ」を早速明日から、会話に取り入れてみようかと☆^^☆

※「シズル sizzle」お肉を焼いた時、揚げ物等、ジュージューいう音→美味しそう!!と感じる瞬間

それでは、また次回の読書会で。本日はお疲れ様でした。^^/

9月21日(日)14:00~開催 「エーリッヒ・フロムの読書会」

 

「エーリッヒ・フロムの読書会」開催致しました。
秋晴れの日曜の午後、室内に籠もるには勿体ないお天気でした。ご参加いただいた皆様、本のご紹介有難うございました。^^/

下記は参加者の方々の読書リストです。(順不同)

『自由からの逃走』
『愛するということ』
『生きるということ』
『人生と愛』
『よりよく生きるということ』
『自由であるということ---旧約聖書を読む』「ユダヤ教の人間観」の改訂版新装
『聴くということ 精神分析に関する最後のセミナー講義録』
『愛と性と母権性』

参考文献として
『エーリッヒ・フロム【人と思想】』ライナー・フンク著
『評伝エーリッヒ・フロム』 ゲルハルト・P.ナップ著

 本日のお題は、「エーリッヒ・フロム(作品)との出逢い」でした。大学時代の心理学でエーリッヒ・フロム作品をテキストとして使用した方が2人、 2014年2月の「NHK 100分 de 名著 フロム『愛するということ』」で初めて手に取った方が2人、旧約聖書を読んでいた関係で『自由であるということ---旧約聖書を読む』を読んでいた方が1 人と、皆さん入り口は様々でしたが、フロムの作品が一人一人に投げかけていた問題は各自にとって大きかったご様子。

 参加者の中で一番多く読まれていた『愛するということ』では、下記の内容で盛り上がりました。
 愛は一人一人の中に既に存在していて、どう生きるかによって、七変化したりする"生きているもの?息づいているもの?"、育てて、鍛えて、実践して、3 つの愛の技術習練の前提条件(規律・集中・忍耐)を踏まえて、4つの愛を達成するための(個人的な)基本条件(ナルシシズムの克服、「信じる」こと、勇 気、能動性)を備えた成熟した大人でなければ、人を本当に愛することはできない。なんと厳しい条件でしょうか!そしてこの条件を満たす事を現代人は忙しさ にかまけてサボっていませんか?と気付かされます。

 "愛"って?語り尽くすのは難しい!実践しても、失敗してもひたすら愛することにメゲないで!気付いて!!との現代人への応援歌とも受け取れました。
 ※注意 『愛するということ』は恋愛に関するノウハウ本ではなく、真面目な大きな愛について書かれた作品です。

 エーリヒ・フロムは「幸福は徳の証である」と考えていました。彼の作品を通して、少しでも近づけます様に★^^★
 それでは、また次回の読書会で。

テーマ型読書会「1945年-戦争と平和」の第二弾を開催致しました。
大きなテーマでしたので、3時間の読書会となりましたが、話が途絶える事なく、参加者の皆さんとお話する事ができ、大変有意義な一時となりました。
ご参加いただいた皆様、沢山の本のご紹介有難うございました。^^/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下記は参加者の方々の読本リストです。(順不同)

『昭和陸軍全史 1 満州事変』 川田稔 (著)
『ナショナリズム入門』 植村和秀 (著)
『日本軍と日本兵 米軍報告書は語る』 一ノ瀬俊也 (著)
『トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所』 中田整一 (著)
『蛍の航跡: 軍医たちの黙示録』 帚木 蓬生 (著)
『永遠の0 』 百田 尚樹 (著)
『海賊とよばれた男』 百田 尚樹 (著)
『きけ わだつみのこえ―日本戦没学生の手記 』 日本戦没学生記念会 (編集)
『第二集 きけ わだつみのこえ―日本戦没学生の手記』 日本戦没学生記念会 (編集)
『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1 2つの世界大戦と原爆投下』オリバー ストーン (著), ピーター カズニック (著)
『黒い雨』 井伏 鱒二
『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」 』高瀬 毅 (著)
『慰安婦問題』  熊谷 奈緒子 (著)
『赤紙と徴兵: 105歳最後の兵事係の証言から』 吉田 敏浩 (著)
『永続敗戦論――戦後日本の核心』  白井 聡 (著)
『イェルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告』ハンナ・アーレント (著)
『夜と霧』V.E.フランクル (著)
『アンネの日記 』アンネ フランク (著)
『靖国問題入門』 高橋 哲哉 (編集) 

8月17日(日)14:00~開催 テーマ型読書会「1945年-戦争と平和II」

 

本日の読書会は第二次世界大戦 の原因や要因はどこから辿ればよいのか、という事を考え、第一次世界大戦の勃発から、ヴェルサイユ条約、世界大恐慌、ファシズムの台頭などの事象を経て、 如何にドイツ国民が戦争支持に傾いていったのか、また日本が自国の経済を維持し発展させるために、植民地拡大政策を選択していく経緯など、駆け足で大戦前 の世界情勢をまとめていきました。

昨年と異なる点は、「太平洋戦争」を特集した雑誌を使用、1939年~1945年を参加者の方が持参した本の内容の紹介も兼ねながら、第二次世界大戦につ いて、語り合った事です。昨年の読書会に参加された方が3名、今年は非常に中身の濃い読書会となりました。もはや勉強会の域に達していたかもしれません。 (笑)

終戦から早くも69年が経ち、戦争体験者の方が少なくなっている現在、語り継ぐ事が可能な本や資料を積極的に取り込み、考え、風化させる事なく次世代にバトンを渡す事を真剣に考えさせられました。

昨年に引き続き、一つだけ明解なのは「戦争は絶対にしない!!」という事です。
その為に我々は、日本人は、世界中の人達は、どうすべきなのか・・・大きすぎてまた来年、「1945年-戦争と平和 III」で、ご一緒に考えてみましょう。^^

まずは、過去の歴史を正確に知ること、そして大きな視野で、これまで見ることをしなかった事象を検証すること。
「1945年-戦争と平和」の読書会は毎回宿題が増えていきますが、また来年、ご都合が合いましたら、お集まりくださいませ。参加者の皆さんで、少しでも受け継ぎ、語り継ぐ運動をして参りたいと考えております。

それでは、まだまだ暑い夏が続きますが、どうぞご自愛くださいませ。
本日は有難うございました。m(._.)m

紹介型読書会「ミステリな読書会」を開催致しました。ご参加いただいた皆様、有難うございました。o(_ _)o

下記は参加者の方々の読本リストです。(順不同)

『レイチェル』 ダフネ・デュ・モーリア
『鳥』 ダフネ・デュ・モーリア
『ケルトの封印』 ジェームズ・ロリンズ
『ぼくらのラテン・ミュージック―ものがたり日本中南米音楽史』 青木 誠
『東京近郊 一日の行楽』 田山 花袋
『川崎の文学を歩く』 杉山 康彦
『空飛ぶ馬』 北村 薫
『七つの海を照らす星』 七河 迦南
『人生の選択 だからあなたはうまくいく! 』 越智啓子
『松本清張・黒の地図帖―昭和ミステリーの舞台を旅する』(別冊太陽 太陽の地図帖 2)郷原 宏 (監修)
『点と線』 松本 清張
『Xの悲劇』 エラリイ・クイーン
『Yの悲劇』 エラリイ・クイーン 
『モンスター 尼崎連続殺人事件の真実』 一橋 文哉
『スノーマン』 ジョー・ネスボ

 

7月20日(日)14:00~開催 紹介型読書会「ミステリな読書会」

 

本日の読書会のお題は「私の不思議体験」でした。それぞれ、霊魂、金縛り、危機的な状況の下で他人同士が情報共有しようとする心理や、前世、過去が夢再現 される時のシグナルとは?、いわく付きスポットでの不思議体験など、貴重なお話を伺うことが出来ました。有難うございましたo(_ _)o

ミステリな会でしたので、普段とは違った雰囲気や内容を持つ作品の紹介が多かったのですが、その中でもやはりこの人、推理小説の第一人者と言えば松本清張ですね!
戦後の日本社会の闇に焦点を当て、如何にしてこの事件が起こったのか?作品の中に散らばる数々の点を線で結んでみると・・・その先に明解な答えが浮かび上がってくる、この描写や推理の考え方、実は仕事をする上でも意外と役に立っているのです。
機会があれば、「松本清張の読書会」を企画してみたいと思いました。^^/

そして、主催者のお薦めは女流作家のダフネ・デュ・モーリア(英)でした。ヒッチコック監督の有名な作品の一つ『鳥』の原作者でもあります。『レイチェ ル』は『レベッカ』と双璧をなすサスベンス作品で、緩やかに読者に緊張感を持たせ、最後にバシッと結論を出してくれました。^^/

更に、本の読みつなぎで、知りたかった情報が手に入った!!など、参加者それぞれのミステリな読書、大変楽しかったです。
参加された皆様、有難うございました。★(*^▽゚)v!★

6月15日(日)14:00~開催 第3回ジェイン・オースティンの読書会 『マンスフィールド・パーク』

 

第3回ジェイン・オースティンの読書会 『マンスフィールド・パーク』を開催致しました。

今回は、ジェイン・オースティンの会では初満員御礼、そして初の男性参加者の方々が加わって、ジェイン・オースティンと『マンスフィールド・パーク』について、楽しくお話する事ができました♪
参加された皆様、有難うございました。^^/


本日は『マンスフィールド・パーク』が課題本で、下記の二人の訳者さんの作品で、頁合わせをしながら進めました。
A.『マンスフィールド・パーク』(中公文庫) ジェイン オースティン、大島 一彦 訳
B.『マンスフィールド・パーク』 (ちくま文庫) ジェイン・オースティン、 中野 康司 訳


頁の振り方が異なるため、章対応は下記を参照願います。
A 大島一彦 訳    B 中野 康司 訳
  1巻 1章ー18章   1章ー18章
  2巻 1章ー13章   19章ー31章 
  3巻 1章ー17章   32章ー48章
 

参加者の方々、それぞれの視点から、『マンスフィールド・パーク』の登場人物、気になる場面等をお話いただきました。翻訳本のため、持参された本の訳者さ んが異なると、当然日本語の表現や、言い回しが異なりますが、今回は二人の訳者さんの翻訳本で、解説や語句説明の多さ、漢字の読解等、使用は読者の好みで 分かれた様です。

ジェイン・オースティンは200年前のイギリスの女流作家で、『マンスフィールド・パーク』も『高慢と偏見』に劣らず、プロットがしっかりしています。も しかすると、写実的な小説技巧では一番なのかも・・・と思いましたが、バートラム夫人の飼い犬の性別が曖昧だったり、作品の中の事実を忘れているなど、 「おやっ?」という箇所もあり。

興味深い意見が2つありました。
1.『マンスフィールド・パーク』は道徳心を説いている作品であり、作者オースティンの意図は、当時の英国上流階級(摂政時代)の退廃ムードに対して、作品を投げかけたのではないか。

 

→『マンスフィールド・パーク』は1814年に出版され、翌1815年にジェイン・オースティンは摂政王太子(ジョージ4世)のお付きの医者から「摂政王太子はあなたの小説の熱烈な愛読者で~」と言われます。
この時点で、「摂政王太子は『マンスフィールド・パーク』を読まれたのか??」どうか、とても気になり、後日調べて報告いたします。

 

2.ヘンリーが後半では善い性格の男性に変わっていき、そのまま筋書きを素直に進めると、ファニーとヘンリーが結婚しても不思議ではない気がするが、結局最後にはファニーはエドマンドとハッピーエンドになっている。

 

→「この辺りの展開については、『ジェイン・オースティン「世界一平凡な大作家」の肖像』大島一彦著の第6章「ヘンリー・クロフォードの問題」に興味深い記述があります♪

 

地味で生真面目な主人公ファニーをして、ジェイン・オースティンは何を伝えたかったのか、確かに他作品と比べると興味深いかもしれません。
ちょうど1814年の姪宛の手紙では、次の様に書いてあります。
「機知も叡智には叶わないものです。結局は叡智が笑うことになるのです。」

 

更に深く掘り下げたい方は、またスピンオフでお話しましょう!!
次回の第4回ジェイン・オースティンの読書会は、11月16日(日)『説得』です。どうぞ、よろしくお願い致します。m(._.)m

5月18日(日)14:00~開催 Pen BOOKSの読書会「ユダヤとは何か」

 

Pen BOOKSの読書会「ユダヤとは何か」を開催致しました。ご参加いただいた皆様、有難うございました。o(_ _)o

下記は参加者の方々の読本リストです。(順不同)

『ペンブックス19 ユダヤとは何か。聖地エルサレムへ』(Pen BOOKS)
『NHK 100分 de 名著 『旧約聖書』 [雑誌]
『エルサレムの秋』 アブラハム・B.イェホシュア
『ユダヤ人5000年のユーモア』―知的センスと創造力を高める笑いのエッセンス
ラビ・マーヴィン・トケイヤー
『夜と霧』 新版 ヴィクトール・E・フランクル
『坂の上の雲』 司馬遼太郎
『自由であるということ・・・旧約聖書を読む』 エーリッヒ・フロム
『人間の条件』 ハンナ・アレント

 

読書会参加者の共通の疑問点は「なぜユダヤ人は迫害されたのか」でした。よって迫害される様になった原因は何処にあるのか、その理由は?を根本から 考えたく、「ユダヤ教の聖書」である旧約聖書からその成り立ちと歴史を追いながら、Pen BOOKSを資料として、神とイスラエルの民の関係、ユダヤ教の律法、イエス・キリストの誕生と宣教活動とその死について辿りました。

実は5月のNHK Eテレの100分de名著は「旧約聖書」。ユダヤ人を知るには、やはり彼らの信ずる事を理解しないと根本的な理解は難しいと思い、読書会では旧約聖書のポ イントを掴むことからスタートしました。ご興味のある方は、見逃した回もインターネットの「NHKオンデマンド」で1番組108円で見る事ができます。特 にテキストの第2回目の「人間は罪の状態にある」、"誤解されやすいユダヤ教の「罪」"では、「なぜユダヤ人は迫害されたのか」のヒントが掴めます。

大きなテーマを駆け足で語りあった読書会となりましたが、また機会がありましたらPen BOOKSの読書会を開催したいと思います。
参加された皆様、大変お疲れさまでした。^^/

海外文学読書会「女流作家の会」を開催致しました。ご参加いただいた皆様、有難うございました。^^/

 

今回は時代を問わず、海外女流作家の作品にスポットを当て、彼女達が残した作品群から名作を発掘する、という趣旨で開催。原書での紹介もあり、中身の濃い読書会となりました♪ 

 

参加者のご紹介いただいた女流作家との出会いは、様々。『風と共に去りぬ』 では、銀幕スターの活躍とクラーク・ゲーブル秘話、ヴァージニア・ウルフ、キャサリン・マンスフィールドでは、「意識の流れ」という文学手法、 『Peter Rabbit』ではベアトリクス・ポターの女性の身でありながら才気溢れる活躍とその生涯を、『シーク─灼熱の恋─』は現代ロマンス小説のシーク版の元祖 だった!!等、名作の数々が紹介され、19世紀から現代の女流作家の系譜や作品への影響を知ることが出来ました。さらにジョージ・エリオットはメアリー・ アン・エヴァンズの男性名の筆名で執筆活動をしていたと教えられ、昔の女性にとって名を残すのは大変な事だったのだと改めて実感しました。

自身の名前で堂々と活動できる現代に生まれて良かったですし、何よりも偉大な作家達の作品を翻訳本で労せず読書できるのは何よりも幸せだと感じました。 以上の女流作家以外にも、話題にあがった作家があり、また機会がありましたら「女流作家の会」を開催したいと思います。

4月20日(日)14:00~開催 海外文学読書会「女流作家の会」

 

紹介型読書会「春の読書会」を開催致しました。 読書会始まって以来、9名の大きな会となりました!!時間が足らず、急遽第二部まで開催、ご参加いただいた皆様、大変お疲れさまでした。^^/

 

本日のお題は「あなた(私)の Inspire the Next」。要約しますと、4月からの仕事のポジションが上がるので、必要なスキルを身につけたい、個性を磨きたい、新しい部署で新しい人間関係を構築し ていきたい、英語も韓国語も頑張って勉強したい、仕事を効率化して更に頑張っていきたい、イベント企画の向上を考えたい、プログラミングに挑戦する、第二 の人生の予備校に通いたい、新規事業に備えて準備する等、参加者の皆さん分様々なInspire the next がありました。

そして、右記の読書リストはそれぞれのInspire the nextを表現している本の数々です。業界や職種も異なる方達が集まり、"何か心を未来へ動かしてくれるもの"、"鼓舞するもの"、"元気づけけてくれる もの"といった内容の本をご紹介いただいたので、その場にいるだけで、"より良い未来へ"といった明るいモチベーションアップの気運が満ちていた気がしま した。☆☆

 

また機会がありましたら、"より良い未来へ"といった内容の読書会を開催したいと思います。 本日は、有難うございました!!そしてまた次回、宜しくお願い致します。o(*^▽^*)o~♪

3月16日(日)14:00~開催 紹介型読書会「春の読書会」

 

ご紹介いただいた本

『GIVE&TAKE』「与える人」こそ成功する時代 アダム・グラント (著), 楠木 建 (監修)

『コルシア書店の仲間たち』須賀 敦子 (著)

『アフリカッ!』松村 美香 (著)『復興の書店』 稲泉 連 (著)

『おしゃれの視線 』光野 桃 (著)

『相性が悪い!』島田 裕巳 (著)『日本人になった祖先たち―DNAから解明するその多元的構造』篠田 謙一 (著)『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント 』ロバート キヨサキ (著), 白根 美保子 (翻訳)

『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』梅原 大吾 (著)

『人生の旋律 死の直前、老賢人は何を教えたのか?』神田 昌典 (著)

『読むだけですっきりわかる平成史』後藤 武士 (著)

『花言葉をさがして』ヴァネッサ ディフェンバー (著), 金原 瑞人 (翻訳), 西田 佳子 (翻訳)

『遠い朝の本たち』須賀敦子 (著)

『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』藻谷 浩介 (著), NHK広島取材班 (著)

「ジェイン・オースティンの読書会 『高慢と偏見』プラスα」を開催致しました。ご参加いただいた皆様、雨の中を有難うございました。^^/

 

本日は会場のウサギ(3F)個室、雰囲気のある大きなお部屋をお借りしての開催。本やDVD、PCやタブレットを持ち込んでの読書会だったので、テーブルが大きくて大変助かりました。オーナーさん、お心遣い有難うございました。m(._.)m さて、下記は課題本2冊と副読本のリストです。ご参考まで。

『高慢と偏見』〔新装版〕 阿部知二 (翻訳)

『高慢と偏見』 ちくま文庫 中野 康司 (翻訳)

『自負と偏見』(新潮文庫) 中野 好夫 (翻訳)

『エマ』ジェイン・オースティン (著), 中野 康司 (翻訳) (ちくま文庫)

『ジェイン・オースティン』 世界一平凡な代作家の肖像(中公新書) 大島一彦 (著)

『ジェイン・オースティンの手紙』 (岩波文庫) ジェイン オースティン (著), 新井 潤美 (翻訳)

『文学論』下 夏目漱石(著)

 

本日の読書会のお題は「あなたの好きな女流作家」では、ジェイン・オースティンの名は勿論、以下の作家の名前があがりました。 佐野 洋子、岸本 佐知子、ヴァージニア・ウルフ、白州正子、ソフィー・キンセラ、レイ・カーソン、マーガレット・ミッチェル、ラドクリフ夫人他 『高慢と偏見』の部では、好きなor印象的な人物にベネット夫妻、シャーロット、Mr.ダーシー、エリザベス、キャサリン・ド・バーグ夫人。印象に残る シーンは、シャーロットの結婚、ガードナー夫妻と一緒にペンパリー屋敷を訪問したエリザベスとダーシーが偶然再会。プロポーズを断られたダーシーがエリザ ベスの家族の品行を手紙で指摘した事。ベネット夫人がジェインを馬車でなく馬でネザーフィールド屋敷に行かせ、ジェインが風邪をひいた等。様々な落ちや伏 線の話がでました(^∇^)

 

『エマ』の部では、好きなor印象的な人物に、エルトン夫人、ウッドハウス氏、ジェイン、エマでそれぞれ大好き、大嫌いな人物で話題にのぼりました(笑)。中でも最も評判が悪かったのがフランク・チャーチル、後日彼とジェインは婚約していた事が判明します。 印象に残るシーンでは、招待状の到着が遅れてヤキモキするエマ、ナイトリーがハリエットをダンスに誘う、フランクとジェインの文字遊び、ハリエットがナイ トリーに惹かれる等、縁結びをしようとしたエマが自身を窮地に追いやってしまうといった皮肉が面白かったですね。(^0^*

 

夏目漱石はジェイン・オースティンを「写実の泰斗なり」と100年前に絶賛していました。200年経った現代でも通じるオースティン作品の中でも、ストー リーテリングの上手さが際立っている『高慢と偏見』、オースティン後期の作品で筆致も安定した時期に書かれた『エマ』の2作品を3時間で開催した読書会、 オースティン作品だけでなく関連書籍を読まれた方々と語り合う充実した時間となりました。

ご参加いただいた皆さん、本当に有り難うございます。☆^^☆ 次回のジェイン・オースティンの読書会 課題本『マンスフィールド・パーク』は6月15日(日)に開催です。宜しくお願い致します。^^/

3月2日(日)14:00~開催 「ジェイン・オースティンの読書会 『高慢と偏見』プラスα」

 

2月16日(日)14:00~開催 「夏目漱石の読書会」

 

「夏目漱石の読書会」を開催致しました。 参加された皆様、残雪が残る中を有難うございました。^^/

 

さて、下記は読書会で使用した副読本です。ご参考まで。

『文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし』 江戸東京博物館・東北大学 (編集)

『文学論』 〈上〉 (岩波文庫) 夏目 漱石 (著)

『日本の100人 改訂版 100号 (夏目漱石) 』 デアゴスティーニ・ジャパン週刊版 (2013/12/3)

「NHK 100分 de 名著 夏目漱石『こころ』 2013年4月 」 (NHKテキスト)

 

そして写真の「夏目漱石の読書会 参考資料」は、『吾輩は猫である』ファンの参加者Sさんが作成し、他の参加者の方々に配布いただいた資料です。『吾輩は 猫である』(1907年)が出版されてから100年以上、日本の出版界で、『吾輩はxxx』というタイトルの書籍が何冊出版されているかのリストになりま す。日本だけでなく、海外のタイトルを含めると200冊はあるそうです。英語タイトルは、「I am a cat:a novel」分かり易いですね^^/

そして「国立国会図書館デジタル コレクション」(http://dl.ndl.go.jp/)から『吾輩は結核黴菌である』医學博士 角田 隆(著)などの複写資料もあり、『吾輩は猫である』が社会にどれだけ強いインパクトを与えたかをご紹介いただきました。 Sさん、面白い資料を有難うございました!!

本日の読書会は、下記の夏目漱石の作品を年代順に追いながら、漱石の人生や時代背景を副読本から都度紹介し、作品のどの場面に反映し、影響を与えていったかを、参加者の皆さんで語り合う、中身の濃い読書会となりました。o(*^▽^*)o~♪ 『吾輩は猫である』 『坊っちゃん』 『草枕』 『虞美人草』 『三四郎』 『それから』 『門』 『彼岸過迄』 『行人』 『こゝろ』 『道草』 『明暗』

漱石は1910年に、後に「修善寺の大患」と呼ばれる胃潰瘍悪化による危篤状態を経験、それ以降の彼の作品は、どこか"死"を意識した内容を取り上げてい る事に気づきます。参加者の方からは、「後半の作品は暗くて嫌い><」との意見もあり、確かに、『吾輩は猫である』と『こゝろ』を比べると同じ作家が書いたのかしら?と思うくらい、題材の取り上げ方や展開が異なります。

そして、お題の「夏目漱石の一番好きな作品」では、参加者中5名のうち2名が『草枕』、別の2名が『それから』、1名が『吾輩は猫である』と、大患以前の作品が好まれている様子でした。 夏目漱石の作家としての活動は、約11年(「文学論」や短篇を含めると約15年)ほどでしたが、世に出した作品全てに彼の入魂を感じ、約30年ぶり(?)に各作品を読み返し、それぞれに笑い、涙したのでした。

本日は漱石ファンの方が大半で、主催者としては、大変嬉しい会となりました。参加された皆さん、本当に有難うございました。<(_ _*)>

1月19日(日)14:00~開催 テーマ型読書会「安土桃山時代」

 

本日テーマ型読書会「安土桃山時代」を開催致しました。 参加された皆様、お寒い中を有難うございました。

 

さて、下記は本日の読書会で紹介された本のリストです。(順不同)

『歴史の使い方』 堺屋 太一 (著)

『豊臣秀長―ある補佐役の生涯』 上下 堺屋 太一 (著)

『等伯』 上下 安部 龍太郎 (著)

『美女たちの日本史』 永井 路子 (著)

『茶の本』 岡倉 天心 (著), 桶谷 秀昭 (翻訳)

『千利休の功罪』 ペンブックス6 木村宗慎 (監修), ペン編集部 (編集)

『「戦国合戦」意外・驚きエピソード 』 加賀康之(著)

 

本日の読書会は「安土桃山時代」に関連した人物、事象について書かれた本を持参し、織田信長と豊臣秀吉が中央政権を握っていた時代、織豊時代(しょくほうじだい)を語ろうという趣旨でした。 日本史オンチなもので、戦国時代(1493–1590)=安土桃山時代(1573–1603)と考えがちでしたが、時代区分は諸説あり、1568年の織田信長入京または1573年の信長による将軍足利義昭追放で戦国時代は終わりとすることが多い(Wiki)とのこと。

 

参加者の持参された本から、芸術や絵画が世界に花開く時期は、「権力者、宗教、才能のある芸術家」の3つが揃った時期でもあり、このタイミングは西洋のルネサンス期と日本の安土桃山時代も同じである、との意見で一致しました。^^/

また豊臣秀吉は、親兄弟が血肉を争う乱世で、最も自分の家族に恵まれた人物で、弟である秀長のサポートがあったからこそ、功績を伸ばすことが出来ました。 但し、秀吉は自身の子供には恵まれず、秀頼誕生後にも北の政所(おね)と淀殿(茶々)との確執を招き、結局は豊臣家を滅亡へと向かわせてしまったのでし た。(ノ_-。) まだまだ語り尽くせない事件や人物が多く存在し、安土桃山時代、またの機会に挑戦してみたいと思います。

あっ、そうでした黒田官兵衛の話題も・・・><; 日曜20時の「軍師官兵衛」をお見逃しなく!^^!