2026/08/23 トルストイの読書会 『戦争と平和』

こんにちは。▼o・_・o▼♪ 2026年8月23日(日)にトルストイの読書会 『戦争と平和』を開催いたしました。
当読書会は毎年8月に紹介型読書会「戦争と平和」を開催し、8月15日の"終戦記念日から何を思うか"を自身に問いただす機会が増える時期に、テーマに沿った作品の紹介を行ってまいりました。
物事を他人事ではなく、文学作品の力を借りて自らの体験とする、それが戦争体験であるのだとすれば、舞台は19世紀のロシアとなりますが、500人以上の人物が登場するトルストイの『戦争と平和』がその作品名からしても相応しいと思い、満を持して課題本で読書会を開催させていただきました。
ご参加いただいた皆様、トルストイの大作にチャレンジいただき、一説一説を噛みしめる様な読書体験で有意義なお時間を共有いただき、本当に有り難うございました!多謝です。m(._.)m

今回の読書会のお題は、『戦争と平和』で一番印象的なor好きな人物でした。
アンドレイ 3名:戦時下、負傷して心境の変化がある、人は自らの経験から悟る
マドモワゼル・ブリエンヌ 1名:なんのために存在している人物なのか?
ピエール 1名:「道化が真実を一番よく知っている」
プラトン 1名:不条理な状況でも他者への思いやりを忘れない
デニーソフ 1名:人はよいが、なぜか不運な境遇にあってしまう?
ソーニャ 2名:一途な従兄への想いは何処に?
クラーギン公爵 1名:常に旗色をうかがい、有利な方向に向かう、どの組織にもいる
マリア 1名:父親からひどい扱いを受けるが、愛と献身の法則、敬虔な姿がすごい
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ 1828年9月9日-1910年11月20日〔ユリウス暦8月28日-11月7日〕帝政ロシアの小説家、思想家。
トルストイの『戦争と平和』は1805年のナポレオン戦争から1812年のボロジノの戦いまで、フランス軍のモスクワ入城から撤退を歴史軸とし、ロシア貴族の3、4つの家系の家族を中心に展開する一大叙事詩とも言える大作です。
西の大国フランスのナポレオンが東欧に侵攻を進める時代に、若い世代のロシアの貴族階級知識人達の間でナポレオンへの敬慕の念が介在していました。敵国としてフランス軍が自国ロシアに攻め込んで来た時の軍人として、大貴族としての登場人物達の心の変遷や戸惑い葛藤など、人間が科学的に結果を出せる様な状況下ではない、事前に予測や計算不可能な思いもかけない出来事や判断ミス、国民の中に渦巻く何やら得体のしれない戦争へ駆り立てる力等、トルストイは戦争と平和について、読者に読み取ってほしい想いで、この作品に大仕掛けをしたのだと思います。
戦争、組織、国家、政治、家族、恋愛、階級、社会悪、嫉妬、野望、貧困、経済と、あらゆる要素がミクロとマクロで構成された偉大な作品は、人間の普遍性を考える点でも、現代でも手に取る価値のある作品ではないでしょうか。
今回、参加者の皆様は下記の翻訳本を持ちより、読書会を開催いたしました。
『戦争と平和』全4巻 (新潮文庫)レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ (著), 工藤精一郎 (翻訳)
『戦争と平和』(岩波文庫) トルストイ (著), 藤沼 貴 (翻訳)
『戦争と平和』(光文社古典新訳文庫)トルストイ (著), 望月哲男 (翻訳)
時代背景等作品の内容をより把握するために、年表、地図、家系図等があると、分かりやすく楽しく読めると思います。
あとは登場人物達の長いおしゃべりに、どうぞ気長にお付き合いくださいませ(笑)
長編小説のため、最初は映画やドラマで映像化された作品から観るのもあり、と思います。
《映画》
『戦争と平和』(1956年、米・伊)監督:ウラジミール・ガルディン、出演:オードリー・ヘプバーン、ヘンリー・フォンダ
『戦争と平和』(1965-67年、ソ連)セルゲイ・ボンダルチュク、出演:リュドミラ・サベーリエワ
《ドラマ》
『戦争と平和』(1972年、BBC製作)全20話。出演:アンソニー・ホプキンス(ピエール)
『戦争と平和』(2016年、BBC製作)全6話(計330分)出演:ポール・ダノ(ピエール)、ジェームズ・ノートン(アンドレイ)、リリー・ジェームズ(ナターシャ)
下記のwikiより参照
映像作品が多いのも世界中から支持されている名作の証と思います。
『アンナ・カレーニナ』もいつか課題本読書会で取り上げたいですね♪
《参考図書》
トルストイ『戦争と平和』 2013年6月 (100分 de 名著) 川端 香男里 (その他)
世界の十大小説 上下 (岩波文庫) サマセット・モーム (著),西川 正身 (翻訳)
8月23日(日)のトルストイの読書会 『戦争と平和』開催を機に、今後は世界十大小説の読書会も企画してまいります。
次回はジェイン・オースティンの読書会『高慢と偏見』を11月8日(日)に開催、読書体系の形成(西洋文学となりますが)に繋がります様に。
以上、よろしくお願いいたします。





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