2025/8/17 紹介型読書会「戦争と平和」
- Jan 11
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こんにちは▼o・_・o▼♪ 2025年8月17日(日)に紹介型読書会「戦争と平和」を開催いたしました。
大変遅くなりましたが、読書会レポートをUPいたします。参加者の皆様、お待たせして申し訳ありません。m(_ _)m
■下記は紹介された作品(本・映像)のリストとなります。今回は事象毎にまとめました。(順不同、口頭紹介も含みます)
★印はお薦めの作品です。
【書籍】
《原爆》
★『ヒロシマ』ジョン ハーシー (著), 石川 欣一 (翻訳), 谷本 清 (翻訳), 明田川 融 (翻訳)
『ヒロシマ・ノート』大江 健三郎 (著)
★『夏の花・心願の国 』原 民喜 (著)
★『ヒロシマを暴いた男』レスリー・M・M・ブルーム (著), 高山 祥子 (著)
『パンプキン! 模擬原爆の夏 』令丈 ヒロ子 (著), 宮尾 和孝 (著)
《沖縄》
『沖繩ノート』大江 健三郎 (著)
★『対馬丸とボーフィン』池澤 夏樹 (著), 黒田 征太郎 (イラスト)
『沖縄戦』林 博史 (著)
『ひめゆりの塔』
《日本国内》
『濹東綺譚』永井 荷風 (著)
『摘録 断腸亭日乗 上・下』永井 荷風 (著)
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』加藤 陽子 (著)
『与太郎戦記』春風亭 柳昇 (著)
『夢声戦争日記〈第7巻〉昭和20年』徳川 夢声 (著)
★『俳優と戦争と活字と 』濵田 研吾 (著)
『教科書名短篇 - 少年時代』中央公論新社 (編集) 夏の葬列/山川方夫
『教科書名短篇-家族の時間』中央公論新社 (編集) 字のない葉書・ごはん/向田邦子
『教科書名短篇 - 人間の情景』中央公論新社 (編集) 凧になったお母さん/野坂昭如
『楡家の人びと 第三部 』北 杜夫 (著)
『帰郷』浅田 次郎 (著)
『近現代作家集 II 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』
《ナチズムとユダヤ人》
『ヒトラーに抵抗した人々』對馬達雄 (著)
『関心領域』マーティン・エイミス (著), 北田 絵里子 (翻訳)
《欧米・世界・社会》
★『戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊) 』モリー・グプティル・マニング (著), 松尾 恭子 (翻訳)
『ブッデンブローク家の人びと』トーマス マン (著)
『サルなりに思い出す事など 』ロバート・M・サポルスキー (著), 大沢 章子 (翻訳)
『楽園』アブドゥルラザク・グルナ (著), 粟飯原 文子 (翻訳)
『TINKER TAILOR SOLDIER SPY ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』John le Carr´e ジョン ル・カレ (著)
『アシェンデン: 英国情報部員のファイル』モーム (著)
★『ハイファに戻って/太陽の男たち』ガッサーン・カナファーニー (著), 黒田 寿郎 (翻訳), 奴田原 睦明 (翻訳)
『ウェン王子とトラ』チェン ジャンホン (著), 平岡 敦 (翻訳)
【映画】
『関心領域』第96 回アカデミー賞受賞、ジョナサン・グレイザー監督、クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー出演
★『ひめゆりの塔』1995年、神山征二郎監督、沢口靖子、後藤久美子出演
『沖縄決戦』1971年、岡本喜八監督、小林桂樹、丹波哲郎、仲代達矢出演
『オッペンハイマー』第96回アカデミー賞(R)作品賞、クリストファー・ノーラン監督、キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン出演
『ガラスのうさぎ』
★『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』
【漫画】
『ペリリュー』武田一義 (著)
『はだしのゲン』中沢 啓治 (著)
20世紀に起きた世界大戦に留まらず、人類が歴史上起してきた"戦争"と"平和"を取り戻した事実を、持参した本を元に語っていただく趣旨の読書会を開催しました。
お題の「戦争と平和について思う事」は、下記のご意見がございました。
・日本は唯一の被爆国なのだから、事実を世の中に語り伝えていく事が大切
・戦争体験をした高齢者は、戦時下の粗末な配給食料についての記憶が鮮明である
・歴史的、地理的に難しい段階を経験した時代
・アインシュタインの言葉:第三次世界大戦はわからないが、第四次世界大戦の武器は石とこん棒でしょう(皮肉的な警告)
・第二次世界大戦では兵士が飢えと病気で亡くなったケースが多い。人間の心の闇→他者を陥れる企み
文学や執筆作品の題材として、最も多いのが20世紀前半の第一次世界大戦から第二次世界大戦の時代ではないかと思います。
戦争時の苦しみ、悲しみ、怒り、理不尽さ、労苦や忍耐、飢えや病気、不潔や不快感、戦闘時の刹那、恐怖、不安…多くの負の感情や環境を人々に課すのが戦争という状況。人類史から絶えず起こるこの負の状態は、一体どんなきっかけや環境で実行に移されるのか?指導者や統治者の立場や感情なのか、国家や組織の威信や利権とは何か?そこに人間一人一人の平安が訪れるという約束はあるのか?多数意見か正義か誠か。
話題になったのは、「日本は原爆を投下されるまで降伏を考えなかったのか?」でした。
2025年は第二次世界大戦後80年の節目の年でした。古今東西数々の戦争の事実を書き記した書や映像が存在するにも関わらず、現在も世界中で大小様々な戦争や紛争が起こされている事実がある、社会体系の中で人間とはいかなるものなのでしょう?
「戦争と平和」について、執筆作品から作者の伝えたい事を読み取り、事実を受けとめ、これからの未来に繋げていけるか、戦争を避けつつ平和を維持するには?本の持つ底力を借りて、私達はサボっていてはいけない、気が付かなければいけない、という事を実感した読書会となりました。
"決して忘れてはならない過去"もあります。執筆作品以外でも、まだ戦争の事実を受けとめられる機会があります。
只今映画では、『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(https://peleliu-movie.jp/)が上映中、
帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル33階)では、下記の展示や企画を試み中です。
・戦後80年企画展「兵士たちの目線 南方で描かれた記憶」
・ギャラリートーク(第三日曜)
・定期語り部お話し会(第三日曜)は、80代後半~90代のお年寄りが戦争時の体験を頑張って語られています。
戦後80年は、まだ今後も「戦後○○年」として続いていきます。「戦争と平和」の読書会を開催するにあたり、事実を語り継ぐ姿勢を持ち続け、次の世代に伝える努力を怠らない様にする事は、唯一の被爆国である日本人の使命なのかもしれない、と深く感じました。
ご参加いただいた皆様、広い分野から考察できる本をご紹介いただき、有り難うございました。
2026年8月の読書会は、トルストイの読書会『戦争と平和』を開催予定です。サマセット・モーム『世界の十大小説』でも偉大な作品と称せられているロシアの文豪トルストイの長編小説。19世紀前半のロシア帝国内の貴族家族を中心とした群像小説『戦争と平和』の登場人物達から"伝わる何か"を受け取ってみたいと思います。
以上、宜しくお願い致します。






























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